A列車で行こう (シリーズ) - 概要
。。。というゲームになったのは最近の事。
当初(無印と2)は、アメリカを舞台とした「鉄道敷設シミュレーション風パズルゲーム」みたいなゲーム性だったそうです。 なにやら家庭用ゲームハード向けのリメイク作品もあるようなので、興味があるならどうぞ。
ゲームの名前通り公共交通は「鉄道」が基本なのですが、作品によっては路面電車やモノレールといった変わり種もあります。
また作品によっては、道路網を使った「バス・トラック網」や海や川を使った「フェリー・貨物船航路」、ヘリポート付き高層ビルを生かした「ヘリコプター」など、鉄道以外の交通手段も使えます。
蜘蛛の巣のように鉄道網をはりめぐらせれば利益が出やすい、、、
と思いきや、「商業地・工業地と住宅地」「田舎・郊外と都心」「街と大規模娯楽施設」というように現実の鉄道網のようなネットワークを作ったほうが最終的に大きな利益が出るようになっています。
(ちょっとした仕様の穴で、そうなってない部分もありますが)
交通関連だけでなく、 子会社の建設や買収などによる多角化経営、株式投資や銀行融資の活用といった財務関連、先行投資や資産の処分などで固定資産税などの最適化をする法務関連、などなど、簡単な会社経営のシミュレーションもできます。
*ゲームの公式説明などにもありますが、あくまでもゲーム向けに簡略化されたものなので現実のものとは異なります。
このシリーズはPC版とコンシューマー版があり、基本的にPC版がリリースされたあとにコンシューマーに移植される、という形になっています。
*ごく一部で例外はあります。
PlayStation 2版の「2001」からPC版の「The 21st Century」、Nintendo3DS版の「3DSneo」からPC版の「みんなのA列車」、など。
作品によって仕様が異なり、さらにPC版とコンシューマー版でも細部が違うことから、それぞれの支持層も微妙に違っています。
それがもとで「この作品のこの仕様が良い」「この作品のこの機能が最新作にないのはおかしい」などといった議論を呼んでいますが、それだけ熱烈なファンがいるということでしょう。
最も
この作品が早い段階で他の作品との差別化をはかった点に、「マップデータを3D表示してその中を移動しながら閲覧できる」という機能があります。
当初は角ばった箱に窓のようなものが貼りついている、程度のものでしたが、近作では現実世界と似たような風景(をやや美化したもの)が映し出されるようになっています。
これは1990年代中ごろにはもう実装されていて、家庭用ゲームハードでも3Dモデル表示が目玉になりつつあった世相を反映あるいは先取りしたものといえます。
また、一部の作品にはオリジナルマップ作成機能があり、現実に存在する地域や「こんなのあったらいいな」がつまった架空の街などを機能の許す限り自由に作ることができます。
もちろん作ったマップを実際にプレイでき、作品によってはデータ配布もできます。
マッププレイ中にシナリオイベントが発生する作品には、自分で作成したマップ専用のシナリオも作成できるものもあります。
クリア時のイベントだけでなく、特定の条件を達成した時に流れるイベントや特に意味のない登場人物同士の掛け合いなど、いろいろなものがつくれます。
ユーザーの想像(とデータの許す限り)で無限にデータが作れ、過去にはこの機能を使ったコンテストも行われています。
ほかにも、ゲーム内の車両デザインを変えられるといったちょっとしたエディット要素を持つ作品もあります。
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