A列車で行こうIV - 概要
A列車で行こうのナンバリングタイトル4作目で、PC版は前作の機能強化版という位置づけのような作品でした。
しかしコンシューマー移植版であるEVOLUTIONは、A列車で行こうシリーズで最初に「車窓モード」を搭載し、シリーズのエポックメイキングともいえる作品となりました。
車窓モードとは3Dモデルを使った都市開発系シミュレーションによくある「3Dで描かれたマップを移動して閲覧する」という機能のはしりと言えるモードです。 ただ現在のようにマップ内を自由に行き来するようなものではなく、マップ内に敷設した車両モデルに配置されたカメラで3D表示されたマップを見て回る事が中心でした。
箱のような3Dモデルでお世辞にも良い画質とは言えないものの、3D機能の可能性と将来を予感させるようなものでした。
車窓モードとは3Dモデルを使った都市開発系シミュレーションによくある「3Dで描かれたマップを移動して閲覧する」という機能のはしりと言えるモードです。 ただ現在のようにマップ内を自由に行き来するようなものではなく、マップ内に敷設した車両モデルに配置されたカメラで3D表示されたマップを見て回る事が中心でした。
箱のような3Dモデルでお世辞にも良い画質とは言えないものの、3D機能の可能性と将来を予感させるようなものでした。
ゲームのメインマップは前作に引き続き2Dクォータービューで、鉄道の線路を引くときにややクセがあったり高層建築物で背後のバスや鉄道車両が隠れたり、とやや操作面で難がありました。
しかし現在のナンバリングシリーズに引き継がれている基本機能はほぼこの作品あたりで実装されており、基本的なゲーム性はこのあたりで確立されていた、と言えるかもしれません。
このゲームを現在入手することは難しいですが、マップ表示の雰囲気はNintendoDSやNintendo3DSでリリースされた作品で味わうことができます。
(直接の後継作ではないものの、この作品の関係者が制作に携わった作品のため)
シナリオの難易度はかなり高く、油断していると資産不足であっというまにゲームオーバーになってしまうようなレベルでした。
そのためムリな設備投資をせずにコツコツゆっくりプレイするか、株式投資で資金を増やして設備投資にまわす「本業はどちら?」的な経営か、という窮屈さがありました。
コンシューマー版はローカライズによる海外展開もされたようですが、まだまだコアなファン層が購入するマニアックなゲーム、という印象が強かったように思います。
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