A列車で行こう5 - 概要
メイン画面がクォータービューだった前作までとは違い、地図のような2D表示が採用された作品です。
平面表示のため同じ地点の異なる階層にある建物は重ねて表示しますが、ハイトレイヤーにより特定の高さのマップだけを表示することもできます。
これによりいつでも3D表示が見られるという売りはなくなりましたが、動作が快適になり、線路や建物の敷設といった操作がやりにくいといった不満はなくなりました。
なおPC版については3Dビューを別ウィンドウ表示する機能があったため、(当時としては)高スペックのPCであれば前作と今作のいいとこどりをしながらプレイすることもできました。 (コンシューマー版は前作からやや機能が増えた車窓モードのみ)
この流れは、PCやコンシューマーハードの性能が上がって3Dモードの視点変更が自由にできるようになるまで続いています。
これによりいつでも3D表示が見られるという売りはなくなりましたが、動作が快適になり、線路や建物の敷設といった操作がやりにくいといった不満はなくなりました。
なおPC版については3Dビューを別ウィンドウ表示する機能があったため、(当時としては)高スペックのPCであれば前作と今作のいいとこどりをしながらプレイすることもできました。 (コンシューマー版は前作からやや機能が増えた車窓モードのみ)
この流れは、PCやコンシューマーハードの性能が上がって3Dモードの視点変更が自由にできるようになるまで続いています。
この作品で特筆すべきなのは、「鉄道以外の交通機関」を数多く採用している点です。
現在では多くの作品で目にするようになった資材運搬用の「貨物トラック」のほか、モノレール、ヘリコプター、船舶(フェリーと貨物船)などを自由に配置できます。
このほか、プロジェクトや子会社などのおまけ要素としてですが、空港や新幹線、果てはリニアモーターカーの商業路線まで誘致することができます。
非常に野心的・前衛的な作品だったといえるかもしれません。
また、会社経営の難易度についてや前作よりややマイルドになったものの、交通機関が通らない地域は子会社や住宅が無くなってしまう「消滅都市問題」を先取りしたような仕様があるなど、全体的には気を抜けないようになっています。
いい加減な経営をしているとあっという間に破綻してしまうのは前作と変わらないため、放漫経営のユーザーは相変わらず株式投資や土地ころがしといった方法で資金を工面していたようです。
この作品もコンシューマー機に移植されましたが、一部の機能が省かれるなどややマイナーチェンジのようなものとなっていました。
しかし当時のゲーム専用ハードではそれでも精いっぱいで、3Dマップ表示もやや画質が粗い安っぽいものでした。
その代わりとして高画質の3Dマップを静止画表示する機能がついており、「将来的にはこの3D表示の中を動き回れるかも?」という期待を抱かせるものとなっていました。
(この期待は10数年後、PCやゲーム専用ハードの性能アップにより、はるかに上をいくものとして結実します)
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