ポータブック復っ活(ではない)
昔このブログを更新するのに使っていた、PORTABOOKというモバイルPC。しばらく使わず放置状態でしたが、このたび「復活」しました!
使わなくなった理由は、PCだけどWin7タブレット的スペックだったのでそういった使い方しかできないのが不満だった、、、ということではありません。(そういうことは事前にわかったうえで購入したので)
世間的に言われている「ニッチガジェット」のインターフェイスに嫌気がさしたから、、、でもないです。
Windows OSでは非常に重要な「OSの大規模アップグレードに対応できなかった」ため、そのOSバージョンのサポートが切れた、というのが重大な理由。このご時世、セキュリティアップデートができなければ危なっかしくてインターネットには繋げません。
となると、普段使いできなければお蔵入りやむなし、というわけです。
でも、このままではもったいないということで、このたびWindows10の1809バージョンをクリーンインストールして、なんとか普通に使えるようにしました。
クリーンインストールなので、なんかメーカーの初期インストールアプリとかいろいろあったような気もしますが、そのへん綺麗サッパリ消えました。たぶん。メーカー保証外のやり方なのでなにかトラブったら回復不能ですが、そもそも元に戻したところで使いものにならないし、メーカーももう保証してくれなくなりそうなので、まあいいかな、と。
おもちゃとして小さい子供に持たせるには高い代物ですしね(苦笑
初期のWindows10で何回かあった大規模アップグレードでは、(主にドライブ容量の面で)満足に対応できない低スペック端末が多数発生したようです。
アップグレードに何度も失敗してから「おかしいな?」と気づいたのはまだ良いほう。最悪、アップグレードできずサポートが切れたままネットにつないでマルウェアまみれ、みたいなこともあったのではないでしょうか。
特にWindows 7やWindows 8系からの無償アップグレードに釣られたモバイルPCユーザーの方は結構引っ掛かったのでは? と思います。
今のOSやアプリはネット接続を前提にした機能が多く、ネットにつなげない状態では満足に使えません。なのでよっぽどスペックの良いPCでもなければ使い道もなくお蔵入り、となってしまうわけです。(うちの場合、その災難を免れたのは、懐古ゲームをプレイする用途でネット接続する気がないWindows7ゲーミングPCが1台だけ)
ちょっとした事ならスマホとかで何とかなるとはいえ、作業で使っているPCでネットにつなげないとどうにもならないですしね。
いちおう、PORTABOOKがおもちゃか置物かになっている人向けに、OSアップグレード手順を載せときます。もしかすると、Windows10がかろうじて動いてたレベルの残念タブレットでもいけるかも?
(新品or新古品なら空き容量が多いので、もしかすると普通のアップグレードでも行ける可能性が微レ存かも?)
*要注意事項*
クリーンインストールすると端末の中に入っているデータはすべて消えます。消えるとまずいデータは事前にバックアップしておきましょう。
- MicrosoftのWindows10公式サイトから、「Media Creation Tool」をダウンロードする。次の手順で失敗するかもしれないので、別のWindows PCで行うのが理想。
- データが何も入っていないUSBメモリーあるいはSDカード(16GB以上推奨)を端末に挿入する。2層式DVD-Rとかでも行けるかもだが、PORTABOOKにはDVDドライブがないのでおすすめはしない。
- ツールを起動し、アプリの指示に従ってインストールメディアを作成する。
- Windowsメニューの「設定」(歯車) > 「回復とセキュリティ」(*) > 「回復」 の順に進み、「このPCを初期状態に戻す」を選ぶ。 (*)現在のバージョンでは「更新とセキュリティ」
- Windowsエクスプローラーを開き、Cドライブの空き容量が14~15GB程度あることを確認しておく。ネットの噂を集めると、この程度は空き容量がないと成功率5割超えにはならないらしい。
- 本体にインストールメディアを挿入し、中にあるSetup(EXEファイル)を起動する。
- 「元のデータを残しますか?」的なオプションが出るまで進め、「何もしない」設定に変えてインストールを開始する。うかつにデータを残すと高確率で失敗します。
- あとは、インストール途中で「容量が足りません」「失敗しました」のメッセージが出ないことを祈りながら、処理が終わるのを待つ。
- Cortanaがしゃべる初期セットアップ画面が確認できれば、インストール成功です。
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