Gジェネレーション (PS2) - 概要

GジェネレーションNEO/SEED

<概要>

 第2世代に位置づけられる作品群で、ハードがPlayStation 2に移行したのに合わせ、独特な仕様が採用されているのが特徴です。
戦闘マップは3Dクォータービューに、戦闘シーンは3Dポリゴンモデルになりました。
この独特な要素を活かし、ユニットの武装を一定コスト内で組み合わせて攻撃するリミットブロックシステムが採用されています。
これにより、アニメでよくある「バルカンで牽制しながらサーベル攻撃」や「ミサイルをばらまいて本命のライフル攻撃」のような演出をユーザー操作でできるようになっています。
その他にも、敵が自身の隣接するマスをすり抜けないよう移動を妨げるZOC(ゾーン・オブ・コントロール)やユニットが停止する向きの概念など、このシリーズのみで採用されているシステムも多くあります。
ちなみに、ステージマップ上に回復や性能アップアイテムを配置していたのも、この世代だけです。

 またシナリオも、それまでとは一線を画した内容となっています。
NEOは(携帯機版を除き)シリーズ初のクロスオーバーシナリオで、1年戦争から始まる宇宙世紀の戦乱にさまざまな別の作品をクロスさせたもので、選択やステージでのフラグ達成状況によっては原作とは異なる展開にすることも可能でした。
SEEDの方はその名の通り「機動戦士ガンダムSEED」の作品がメインで、SEEDのシナリオを追体験するのがメインでした。
(一応他のシリーズも、有名な原作のシーンをベースとしたクロスオーバー的なステージとして収録されています)

 独自のシステムを評価する向きがある一方、採用ユニットの少なさや開発設計の自由度の低さ(特にNEOは、特別な拠点にいかないと設計等ができない)などを好ましく思わないユーザーも少なくはありません。
また原作至上主義の層からはこの作品を例に「クロスオーバー不要」「原作を乱す要素は存在自体悪」という議論を支えるガソリン役とされている向きもあるようです。
そういったこともあってか、第2世代の作品はこの2作と別のリアル等身SRPG(SEED&SEED Destinyモチーフ)までで終了しています。

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