Gジェネレーションジェネシス - 概要

Gジェネレーションジェネシス

 「新たなるGジェネの原点に」というコンセプトで作られた新たな世代のGジェネレーションです。
次世代ハードへの移行でユニットモデルなどのグラフィックスが向上したのはもちろん、過去のシリーズで採用されて近作では(システム相性とか容量のため?)削除されていた人気のあるシステムを再び搭載しており、前世代のシリーズと比較すればやや人気が高くなっています。

システム的には、第1世代の初代、0、F(Fif)にジェネレーションシステム世代のゲームシステムを載せ、過去作で人気だったり良かったりしたものを改良点として載せた、という印象となっています。
例えば、Fまでにあった搭乗型サブフライトシステム/SFSやゲストのACE登録(今作では「GETゲージ」)、neoなどにあった「スペシャルアタック」(今作では、一部ユニットの持つ超強気以上で発動可能な特殊武装)、などが挙げられます。
(なので、その当時のGジェネを遊びこんでいた人は「おぉっ!」と思う点があったかも?)
もちろん、シナリオ中に特定条件をクリアするとアイテムやキャピタルなどがのボーナスが獲得できる、という「クエスト」システムや戦艦の移動後攻撃など、新たな要素もあります。

それ故に、最近の(完全にアニメ寄りな)Gジェネしか知らない世代にはそこまで受けが良くないところもあるようです。
確かに、いちいち格好良く動いて自分から被弾しに行く「スタイリッシュ被弾・撃墜」とか、カットインばかりでユニットが見えない過多演出に慣れた世代からは、シンプルすぎるとそう見えるんでしょうね。

一言言っておくと、「みんなが神格化しているGジェネFは、これよりもさらにグラフィックとシステムをチャチにしたゲームだったんだぞ」、と。
(Fが人気なのは、無駄にMSが多いとか対戦っぽいことができるとか、当時としては野心的なつくりだったことも要因のひとつなんですけどね)

シナリオも、F(の発展型のSpirits)のような、シリーズを選択してステージ攻略していくスタイルとなりました。
これまでシナリオ化されてこなかった人気作の「ジオニックフロント」やコアファンのいる「CROSS DIMENSION 0079」オリジナルなど、幅広いステージがあるのも特徴です。
また、シリーズオリジナルユニットだけで(ユーザー部隊が一切なしの)戦いを強いられる、最初の世代にあったプレステージも採用されています。(クリア後は飛ばせますが)

また、援軍発生のミッションは「ストーリーが進行する」という性格が強くなり、前の世代で原典保守派から大不評だったシリーズや世代を超えた援軍は出ないようになっています。(例外的にUNKNOWN=シークレット軍だけは、同年代の別シリーズに出ていたユニットになっていることもありますが)
それによりミッション自体も達成難易度が大きく下がって「いつ達成するかを模索する」タイプに変わっています。
逆に達成しないことが難しくなっているため、自軍が弱いときには苦労するかもしれません。

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