Gジェネレーション (シリーズ) - 概要

SDガンダム ジージェネレーションシリーズ


 機動戦士ガンダムから始まるロボットアニメシリーズで登場するメカを2、3等身にデフォルメした「SDガンダム」というユニットで戦うウォーシミュレーションゲームです。
ゲーム自体は、ユニットを動かして戦闘し、ミッションクリア条件達成していく、というオーソドックスなものです。
ただ見た目の「ちまっこい」感じとは裏腹に骨太のゲーム性を持つため、わりとコアな人気を誇っています。

ステージは、ほぼ原作をモチーフとしたものになっています。
クロスオーバーシナリオが採用されている作品は、各ステージごとにベースとなっている原作の場面を舞台にします。
ただし近作では、原作準拠でも条件を満たすことでクロスオーバーが発生する、というシナリオも多くなっています。
原作至上主義のファンにはクロスオーバー採用が癇に障るようですが、一昔前の「OOVSXX」という映画のような原作ではありえない戦いができるのが面白いところです。

ステージ攻略で使用するユニットは、様々な方法で増やしていきます。
基本はお金でユニットを購入する形ですが、初期ユニットは貧弱なため、いずれ手詰まりになります。
そこで、一定レベルのユニットを別のものに変化させる「開発」、異なるユニット同士をかけ合わせて新たなユニットを生産登録する「設計」、近作で導入された通常の数倍のコストを払って同レベルの別ユニットに取り替える「交換」で、強力なユニットを揃えていきます。
システムが独特なワンダースワン版の系譜に連なる作品では、ステージクリアやユニットの解体で得られる機体強化用パーツを装着することで開発や設計に相当するユニット強化を行います。

ユニットに乗せるパイロットは、一部のオリジナルを除きすべて原作の登場キャラクターです。
残念ながらすべてのキャラクターをパイロット使用できるわけではありませんが、原作準拠の組み合わせで出撃するもよし、作品を超えた組み合わせをするもよし、と色々な遊び方ができます。
近作ではユーザーオリジナルのキャラクターを作成することが可能になっており、「俺ジェネ」と呼ばれるオリジナル戦史を作るユーザーがより感情移入しやすいようになっています。

原作の戦闘シーンをベースに作られた戦闘アニメもわりと人気です。
近作では実際のアニメシーン(をSDガンダムに置き換えたか)のような戦闘が繰り広げられるほか、キャラクターボイスにクロスオーバー的な遊び要素を乗せることも多くなっています。
そのため、動画投稿サイトでは戦闘アニメだけを集めたものや、特定ユニットの特定武装での各キャラクターボイスを集めたものなど、バトル関連の動画もよく見られます。

ただ一定のスパンでゲーム内容や細かい仕様が変わるため、作品(のシリーズ)ごとに賛否が分かれる傾向にあります。
特に「世代」が変わるごとにプレイできる作品やユニット数が減る傾向にあり、その度ごとにユーザーが一部入れ替わることもあります。
また最近では、あまりのデータ量の多さからデータロード回数や処理落ち発生の頻度が高くなる傾向にあり、場合によってはデータ量(=ユニットやパイロットの実装数)を減らして無理やりデータを収める、といったことも目立つようになってきています。
こればかりは無尽蔵なユーザーの希望をできるだけ反映しようとした結果だと思うのですが、その点だけを論って作品批判が行うユーザー(のようなもの)が暴れることも(悪い)名物となっています。

・ おまけ
一応ほとんどの作品はプレイしていますが、PSP 版の1作目とNintendo系ハード版、携帯・ガラケー版は未プレイです。

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